[#9]【基礎身体操作】ボールコントロールが良くなる身体の状態

EN-TRAINトレーナーのぱらとです。

この記事ではTwitterでの発信を深掘りしていくことで物理的な本質からパフォーマンスアップを図るお手伝いをしていきます。

取り上げるツイートはファンブルしやすい人の身体の状態を解説したコチラ。

ボールコントロール力が良くなるには

バスケットボールではボールを手でコントロールするスポーツなので、どれだけコントローラブルにボールを扱えるかで試合中のパフォーマンスも変化してきます。

ボールを自分の意図した通りに扱うのにハンドリング練習を増やして改善を試みると思いますが、ボールコントロールする本質を理解しなければ効率的な改善は見込めません。

ボールをコントロールするという事象を物理的に見てみると、ボールに触れている自分の手から力を伝えて意図した方向にボール動かすまたは保持することです。

伝える力は大きければ大きいほどボールは運動エネルギーを内在した状態になり暴れ馬のような状態になるので動いている方向と違う方向に動かしたり止めたりするのが難しくなっていきます。

そのため、ボールに適切な大きさの力を適切な方向から伝えることがボールコントロール最適化には必須です。

適切にボールをコントロールをできる身体の状態

この適切な力の大きさを感覚的に理解するためにシュートやドリブルを反復練習するわけですが、良い感覚を得るためにやっているはずなのに力を伝える側の身体の状態が適切でなければ練習が無駄になる可能性があります。

力を伝える身体の状態が力みでガチガチになっていると身体は固体と同じような状態になります。

固体に近いほど力を伝える速度は速く、力のロスも少なくなりますが力をどこかで吸収して力加減を調整するのが難しくなります。

トランポリンを例に説明すると、トランポリンでジャンプすると感覚を掴めば楽に繰り返しとても高くジャンプすることができますがトランポリンでジャンプする感覚で床の上でジャンプしようとすると当然同じ高さまで跳ぶことはできません。

しかも、床の場合だと着地の度に自分の力で跳びあがる必要があるためとても疲れます。

このトランポリンと身体の関係をトランポリン・床=手、身体=ボールと置き換えてみると身体の状態が固い場合と適切に柔らかい場合の違いが理解できるでしょうか。

トランポリンの機能は私達の身体でも当然再現可能で特にドリブルではその効果をモロに実感するスキルの1つと言えるでしょう。

身体の状態によってボールに力を伝える手は床にもトランポリンにもなりえるので適切に力を伝える身体の状態に整えたうえでボールを扱う練習をした方が効率的にボールコントロールスキルを向上させることができると言えそうです。

ただし、脱力しすぎれば必要な大きさの力を伝えることができないので脱力=力を抜いた状態、ではなく脱力=適正量以上の力は吸収し適正量の力の身伝える準備がある状態とするのが理想的です。

ボールコントロールスキルの中にはボールに力を伝える方向が間違っているなども含まれるので今回の内容である伝える力の大きさを適切に整えられる状態にすれば全てが向上するわけではありませんが、ボールコントロールの土台になることは間違いないと言えるでしょう。

簡単にまとめると、ボールコントロールを上手くするには力を適正量伝える身体の状態にしておく必要があり、力を適切に伝えるには身体が力んでいると固体のような状態となってしまい難しい。

微妙な力加減を調整できる適度な脱力をした状態でボールコントロールスキルを磨くトレーニングを積むことがハンドリング向上の近道になりえる、ということです。

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