[#17]【基礎身体操作】リーチを最大化するダイアゴナルムーブ

EN-TRAINトレーナーのぱらとです。

この記事ではTwitterでの発信を深掘りしていくことで物理的な本質からパフォーマンスアップを図るお手伝いをしていきます。

取り上げるツイートは身体のリーチを最大化するのに重要な身体操作であるダイアゴナルムーブを解説したコチラ。

ダイアゴナルムーブとは

普段の情報発信でもよく登場するこのダイアゴナルムーブという単語、バスケの用語ではなくクライミングで用いられる用語を引用したものです。

ダイアゴナル(diagonal)という言葉の意味は斜めの線/対角線という意味を指していてクライミングでは対角にあたる手足を伸ばすことでリーチを稼ぐ基本的なテクニックを指しています。

クライミングでは手足をホールドや壁にかけるなどして次々に移動していく必要があるので手足の起点が制限されるスポーツです。

そのため、筋力や柔軟性以外にも身体全体で稼ぐリーチが長いほど有利という側面があります。

人間の身体で最も長さを稼ぐことができるのは対の手足の端部と端部をできるだけ遠くに配置したときです。

例えば左手と右足をできるだけ遠くに置こうとすると自然と身体のシルエットが平行四辺形を潰して対角線を伸ばす形でリーチを最大化することになります。

これをバスケの動きに応用するとブロックやリバウンド、スティールを狙う場面で手を伸ばすことだけ意識するのではなく伸ばす手と対になる足をできるだけ遠くに置いてくるように伸ばすと手の位置がより遠くになります。

特にジャンプをして最高到達点を稼ぎたい場合、手足が固定される場所がないため身体自体のリーチがどれだけ伸びるか、というのが同じジャンプ力でも数cmの高さの差を生むので是非この概念を理解のうえ実践してみることをオススメします。

空中での動きのイメージとしては身体の重心、丹田のあたりを起点として手を上に脚を下にそれぞれ伸ばすようにするとグイーンとリーチが伸びてくると思います。

引用したツイートのGiannisの動きは重心位置だけで見るとAytonのプットバックするボールの高さに足りませんがダイアゴナルムーブによって高さが足りるという結果が得られています。

より柔軟に長くなるには対角線を伸ばす意識だけでなく骨盤の操作や肩甲骨の操作にも気を使う必要がありますが意識して伸ばしていることで自然と伸びるように身体も調整されていくのでブロックやリバウンドの場面では是非意識しながら身体を操作してみてください。

ボールに先に触れると有利なのがバスケットボールなのでこれができるかできないかで試合中のパフォーマンスも大きく変わってきます。

Follow EN-TRAIN

お問い合わせはコチラから

バスケットボールに関する悩み・疑問、指導依頼など気になることをお気軽にお問い合わせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA