[#58]【シュート動作】シュート確率の高いプレイヤーが意識しているポイント
EN-TRAINトレーナーのぱらとです。
この記事ではTwitterでの発信を深掘りしていくことで物理的な本質からパフォーマンスアップを図るお手伝いをしていきます。
取り上げるツイートはシュート距離を調整する時の意識するべきポイントについて解説したコチラ。
シュートの上手い人がその日の調子を調整する時に意識しているポイント
シュートの上手い下手に関わらず、シュート動作を1つ1つ分解して考えながらシュートを放っている人というのは非常に少ないと思います。
大抵の場合はシュート動作という一連の動作を感覚的に感じながらシュートを放っていると思います。
一連の流れとして身体を動かす中でシュートが入らなかったり感覚と結果のズレが大きかったりすることがあります。
そんなときは身体の各部の動かし方を微妙に調整することで目標のシュート感覚に近づけていく、というのが一般的なシュート調整の流れだと思います。
シュート調整の際、どの部分を気に掛けて調整していくかはその時の状況やプレイヤーごとにバラバラであるというのはいうまでもありません。
しかし、調整する部分がバラバラでも統一するべき部分があります。
それはシュートのリングに対する入射角です。
ここでいう入射角とはシュートを放ってボールがリングに向かって入っていく角度のこと指します。
この角度がどの距離、どの位置からでも一定になるように反復練習して身体に染みつかせることができるとシュート確率が安定しやすくなります。
入射角がシュートのシチュエーションによってバラつきやすい選手は身体の状態や疲労度合いによってシュート確率の波が大きくなり安定しにくいです。
逆にいかなるシチュエーションでも入射角がある程度整っているプレイヤーはコンスタントにシュートを沈めることができ得点力の計算がやりやすくなります。
シュート確率が上がらない人が意識してしまいがちなポイント
入射角が一定でないプレイヤーのシュート調整の仕方の特徴として距離の調整をボールの着地点で見てしまうことが多いです。
ボールがどこに落ちるべきかを見ているのでボールの軌道が距離が延びるにしたがってアーチが間延びしたような形になります。
入射角を一定にできるプレイヤーの場合は角度が一定のシュートアーチになるので距離が延びるにしたがってアーチが高くアーチの形状は比例的に大きくなるような形になります。
この違いを図で示したのが↓のツイートです。
入射角を一定にできないプレイヤーのシュート調整はシュート動作に対して放り出す角度が毎度変化する形になるので動作ブレが起きやすく確率が安定しません。
入射角が一定になるプレイヤーの場合は角度の要素は一定で出力の調整のみで距離を調整できるので感覚的な擦り合わせも容易で何本か放っていればその日の安定するシュートフォームが見えてきやすくなります。
入射角を一定にするためのシュートフォームは1モーションでも2モーションでも構築可能ですが、実際にシュートを放るときにこの角度の意識がないとシュートフォーム構築が中々うまくいかないので距離に寄らずシュートが入る物理的な原理を理解したうえで練習に取り組んでいただければと思います。
エントレがシュートフォーム指導をする際はこうしたシュートが入る原理を理解していただいたうえでシュートフォームのどの部分を改善して目標のシュートフォームとしていくかをお伝えしながら進めます。
人によって合うシュートフォームはバラバラで画一的なシュートフォームは存在しません。
身体の構造的な違いも含めてトータルでサポートしながら対応させていただきます。
是非、今回の内容を参考にシュート練習に取り組んだり、指導依頼ご検討いただいたりしていただければと思います。
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