[#15]【ジャンプ動作】ジャンプ高さと関節可動域の関係

EN-TRAINトレーナーのぱらとです。

この記事ではTwitterでの発信を深掘りしていくことで物理的な本質からパフォーマンスアップを図るお手伝いをしていきます。

取り上げるツイート高くジャンプする際に関節可動域は大きくある必要がある関節と小さくて十分な関節があることについて解説したコチラ。

実践動作と関節可動域の関係

バスケにおいてはジャンプ時の関節の屈曲角が浅く小さい動作で高く跳ぶことができた方が有利になる場面が多いスポーツです。

長い助走、大きな関節稼働によって跳ぶ場面というのは速攻の先頭を走る際やランニングリバウンドに飛び込む際ぐらいなのではないでしょうか。

それ以外の場面ではゆったりとしたフォームでジャンプするとDFにタイミングを合わせられてブロックされたり、下でボールを弾かれたりしてDFの狙い目にされる可能性が高まります。

そのため、ジャンプ力を上げたいと考えたときにできるだけコンパクトな動作で突き詰めていくというのもパフォーマンスアップという点では重要な要素となります。

関節の稼働量が大きいジャンプ動作の方が力の発揮時間を増やすことができ大きなパワーを発揮できるように思われますが、実は瞬間的に力を発揮する方がパワーとしては大きくなり結果的に高くジャンプしやすくなります。

もちろん、力の発揮時間を短くしても力の発揮速度が発揮時間が長い時のままではパワーは上がりません、時間が短くなる分力の発揮速度も向上させる必要があります。

関節可動域が小さくても発揮パワーを大きくするとパフォーマンスは上がる

力の発揮速度を向上させるには筋力的な面での改善も必要ですが、ジャンプ動作自体(フォーム)を修正することでも向上が期待できます。

具体的には速く動かせる部位以外は関節稼働を抑えて、速く動かせる部位は積極的に大きな関節可動域を使って動かすということです。

その点で上体角、つまり股関節の稼働はあまりさせずある程度上体は起きた角度をキープしてジャンプ動作に入る方が股関節の伸展時間を短縮し力の発揮速度向上に貢献できます。

一方で脚(ここでは膝下部分)の動きや腕の動きというのは素早く動かしやすいということもあり大きく動かしながらジャンプ動作に入ることで力の発揮速度向上に貢献しつつパワー向上が期待できます。

これらを一連のジャンプ動作として調整することで今現在の筋力でできるコンパクトな動作での最大パワー発揮を目指すことが可能になります。

腕の振りなんかは腕の重さを利用して身体を上方向に引き上げる作用もあるのでより素早く大きく動かせるほうが有利です。

ここで改めて引用したツイートの動画を見てもらいたいですが、腕の振りの速さと股関節可動域の小ささを見ることができると思います。

ジャンプ動作を指導する際は、どのような場面でどのような動きをしたいのか?というのを見極めたうえで動作分析を行いますが今回の内容のように場面によって求められる動きも大きく変わることを理解いただければと思います。

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