[#30]【基礎身体操作】スポーツを物理的に分析するために抑えておきたいポイント
EN-TRAINトレーナーのぱらとです。
この記事ではTwitterでの発信を深掘りしていくことで物理的な本質からパフォーマンスアップを図るお手伝いをしていきます。
取り上げるツイートは骨格筋の働きをベクトル分析したツイートを引用して身体の操作を物理的に見る重要性を解説したコチラ。
エントレの目線は物理屋がスポーツを見たもの
エントレで発信している情報を見れば明らかですが、ご存知の通りエントレでは物理的な目線でスポーツを見てパフォーマンスアップに繋げるための情報分析を行っています。
物理法則とは万物の物質に等しくかかる自然摂理です。
どんなに信じられない動きをする選手でも必ず物理法則に従ってパフォーマンスを発揮しています。
逆に言えば目指すべき選手の動きを物理的に分解して分析し自分の動き、あるいは指導している選手の動きと対比させることで何が不足しているのか?何は満足しているのか?を判断する情報を得ることができると言えます。
そうして抽出された情報を基に必要なトレーニングをプログラムとして組み立てる事で効率的にパフォーマンスアップを目指すことができます。
得られた情報からどのようにプログラムを組み立てるか、というのは自分でトレーニングを考える際やトレーナーが選手にトレーニング内容を指示する際に実は自然に実行していることです。
ただし、得る情報の精度・量が十分でなければ満足なプログラムを組み立てることはできません。
そのため、質の良い情報を得ることが重要になりますが、その際に物理的に事象を分析する能力というのは選手側・指導側問わず求められるものだと私は考えています。
そう考える理由は冒頭に説明した万物に当てはまる自然摂理であること以外にも再現性の高さ引き上げることが大きな理由です。
物理的に分析した情報は客観的事実に基づいて定量的な情報として得ることができます。
具体例を挙げると関節の稼働角や地面への荷重の大きさ、水平方向の移動速度やボールの回転数など挙げていけば枚挙にいとまがありません。
細かい情報があるほど情報精度は上がります。このような定量的な情報を得るためには物理法則の基本を抑えておくことが必要な情報を得るための必須条件となります。
それが今回ピックアップしたツイートの内容に繋がります。
すべてを物理的に詳細に解明するのは難しい
物理法則の全てを理解してスポーツに応用しようとするのは物理を専攻してきた人でも非常に困難、というか現実的ではありません。
しかし、以下に挙げる法則を理解しておくだけでも物理的な分析に少しでも近づけることができるの興味があればどんな法則なのか覗いてみてください。
私が普段発信している解説の理解も深まりますし、自分のパフォーマンスアップに繋げることもしやすくなると思います。
【スポーツを物理的に見るのに抑えておきたい法則】
・運動の第1~第3法則
・運動量保存則
・力学的エネルギー保存則
・運動方程式
・円運動
・ベクトル解析(3次元まで)
これぐらいの物理法則についてしっかりを抑えておけばスポーツを物理的に見ていくのにある程度の精度で分析することは十分可能です。
高校物理レベルなので学ぶ際は多くの参考書や解説書があるので自分に合った学び方を選びやすいかなと思います。
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