[#52]【バッシュ機能解説】床に座ってレースアップしてはいけない理由
EN-TRAINトレーナーのぱらとです。
この記事ではTwitterでの発信を深掘りしていくことで物理的な本質からパフォーマンスアップを図るお手伝いをしていきます。
取り上げるツイートはバッシュを履く時に座位姿勢または立位姿勢でレースアップをした方が良い理由について解説したコチラ。
バスケをするうえで必ずすること
バスケをするうえで必ずやる事と言えば、シューズを履くことですね。
競技レベルや競技環境によってはバッシュ以外のカテゴリーのシューズを履いてバスケをする人もいるかもしれません。
とはいえどんなシューズを履くにしても"シューズを履く"という行為自体は避けては通れません。
そして、当アカウントで再三発信しているようにどんなシューズを履くことはパフォーマンスに影響は大きいですが、どうやってシューズを履くかも実はパフォーマンスに大きな影響を与えます。
シューズを履くという行為自体は当たり前すぎてパフォーマンスを損なわない履き方ができていない方も散見される行為の1つです。
今回引用したツイートはそんなバッシュの履き方に関する内容のもの。
Stephen Curryが椅子に片足を上げてレースアップしている様子の動画を用いてこのようなレースアップがオススメということでツイートしました。
また、ツイート文章で座位姿勢(椅子などに座った姿勢)や立位姿勢(両足で立った姿勢)でレースアップするのが良いとも書いています。
なぜ椅子に座ったり立ってレースアップするのが良いのか?
何故これらの姿勢でレースアップをするのが良いか?
それはシューズに対して垂直に荷重をかけながらレースアップをすることができるからです。
バスケ中は様々な動きをするわけですがその基本状態は両足で立った時です。
両足で立った時の状態でしっかりシューズが足とフィットしていることで色々な動きに対応してシューズが機能を発揮してくれるわけです。
その状態でのフィッティングを正しくするためにはしっかりと真上からシューズに荷重した状態でレースアップすることが重要です。
これによって正しい方向の荷重をしながらレースアップすることができるうえシューズ内の正しい位置に足を置いたままレースアップすることができます。
これを再現できるのが座位姿勢・立位姿勢・片足を椅子にあげる姿勢です。
ただし、立位姿勢でのレースアップは荷重が片足に偏りやすいので過剰に荷重した状態でレースアップする場合があります。
それを避ける点で座位姿勢やツイートの動画のように椅子に片足を上げてレースアップするのは特にオススメしやすいということになります。
ここまでの内容を鑑みて絶対に避けていただきたいのが床に座って踵だけ接地しながらのレースアップや同じく床に座って足裏全体を接地しながら(爪先を伸ばすような状態)のレースアップです。
これをするとシューズ内での荷重は前後方向どちらかに滑り出す力がかかりながらのレースアップになります。
このままレースアップするとシューズ内の正しい位置を認識できないままレースアップすることになり立ち上がったときにシューズ内の足の位置がズレたり、プレイ中にフィッティングが悪くなったりするわけです。
正しいシューズの履き方は良いバッシュ選びの基礎となる部分
エントレではフィッティングの調整としてインソールの交換やソックスの重ね履きなどの情報を発信していますがそもそもシューズの履き方が悪いければどのような調整方法も効果があまり発揮されません。
結果的にシューズに対しての不満がでたり最悪怪我に繋がったりします。
ツイートではパフォーマンス云々ではなくバッシュの寿命が縮むと書いていますがバッシュの寿命が縮む原理としては
履き方が悪い→シューズ内の足の位置が悪い→パフォーマンスの悪い動きをする→バッシュにダメージが蓄積しやすい→バッシュの寿命が加速的に縮む
という流れになってます。
逆にキチンとシューズを履くことができれば運動強度に応じた消耗で済むので最大限のパフォーマンスを発揮しつつバッシュの寿命も最大限伸びてくれるはずです。
今回の内容を参考にシューズのレースアップを少し丁寧にする意識をするとより楽しくバスケができるものと思います。
お問い合わせはコチラから
バスケットボールに関する悩み・疑問、指導依頼など気になることをお気軽にお問い合わせください。